NATRUE(ネイトゥルー)とは?

Hasi-Watasiでは、掲載しているブランドがNATRUE認証を取得しているかどうかを記載しています。「〇〇エキス配合」「植物由来」と書かれたコスメを手に取って、ほかにどんな成分が入っているのか気になったことはありませんか?NATRUEを知っておくと、ひとつの成分だけでなく、製品全体がどんな原料でできているかを確かめる手がかりが持てます。

認証名

NATRUE(ネイトゥルー)

正式名:NATRUE Label

通称:NATRUE認証、ネイトゥルー、ナトゥルー

認証の概要

天然の原料と、限られた種類の天然由来の原料だけでつくられたナチュラル・オーガニックコスメであることを証明する、欧州発の国際認証です。

認証の内容

NATRUEは2007年、Weleda(ヴェレダ)、WALA、laverana、PRIMAVERAなど、欧州のナチュラルコスメの先駆者たちが設立した国際非営利団体で、2008年に認証ラベルを創設しました。基準はNATRUEが定め、NATRUEが承認した認証機関が審査を行います。 製品を13のカテゴリーに分け、カテゴリーごとに天然成分の最低量と、天然成分を化学的に加工した成分の上限を決めているのが特徴です。また、配合した水を天然成分の割合に数えないため、植物やミネラルがどれだけ入っているかが水増しされません。 認証レベルは2021年から「ナチュラル」「オーガニック」の2段階に整理されました(それ以前の3段階目「一部オーガニック」の製品も、認証の更新時にどちらかへ移行します)。

認証の対象

化粧品の完成品と、化粧品の原料です。

認証基準・チェックされること

使える原料は、植物・ミネラルなどから取り出した「天然成分」、天然成分を化学的に加工した「天然由来成分」、自然界に存在するものの取り出すのが難しいため合成でつくる「ネイチャーアイデンティカル成分」(一部の顔料・ミネラル・保存料のみ)に限られます。シリコーン、パラベン、鉱物油、マイクロプラスチック、合成香料、遺伝子組換え原料は使えません。動物実験は、法律で禁止されているEUの外も含めて認めていません。容器包装は最小限にすることが求められ、ハロゲン系のプラスチックは使えません。レベルごとの基準は次の通りです。

 

  • ナチュラル(完成品):製品カテゴリーごとに定められた天然成分の最低量と、天然由来成分の上限を満たしていること
  • オーガニック(完成品):ナチュラルの基準を満たしたうえで、植物・動物由来の原料の95%以上が、認証を受けた有機農業または管理された野生採取によるものであること
  • 原料:NATRUEの基準に合った由来・製法の原料であること
  • ブランド単位:同じブランド(またはサブブランド)の製品の75%以上が認証を受けていること

運営団体・発行元

NATRUE(The International Natural and Organic Cosmetics Association)。ベルギー・ブリュッセルの国際非営利団体(AISBL)です。審査は、NATRUEが承認した認証機関が行います。

対象地域

国際的な基準で、世界各地の製品が認証を受けています。日本でも、輸入ブランドを中心に認証製品が流通しています。

似た表示との違い

  • 「ナチュラル」「自然派」「植物由来」:化粧品の「ナチュラル」「オーガニック」には法的な定義がなく、どれくらい天然成分が入っているかの基準はありません。
  • 「〇〇エキス配合」:特定の天然成分だけを打ち出す表現で、製品全体の天然成分の割合は分かりません。NATRUEはブランドの75%以上の製品に認証を求めることで、一部の看板商品だけを認証して全体をよく見せることも防いでいます。
  • 「ヴィーガン」:NATRUEは蜜ろう・はちみつ・ミルクなど動物由来の原料を認めているため、NATRUE認証の製品がヴィーガンとは限りません。「動物実験をしていない」ことと「動物由来の原料を使っていない」ことは別の話です。

補足・知っておきたいこと

NATRUEの公開データベースで、認証された製品と原料を確認できます。COSMOSとは別の基準で、特に「水を天然成分の割合に数えない」「ブランド単位の75%ルール」はNATRUEならではの考え方です。

関連する認証

COSMOS、BDIH、Cosmebio、ICEA、V-Label、ヴィーガンJASなど。

同じ「植物・動物」カテゴリーの認証は、こちらでまとめて見られます。

この認証を持つ掲載ブランド・スポット

関連記事リンク

NATRUE「FAQ」(基準の考え方・英語)

https://natrue.org/faq/