Hasi-Watasiでは、掲載しているブランド・スポットがOEKO-TEXの認証を取得しているか、あるいは、OEKO-TEXの認証を取得している素材を使用しているかどうかを記載しています。赤ちゃんの肌着や毎日使うタオルを選ぶとき、生地に有害な物質が残っていないか心配になったことはありませんか。OEKO-TEXを知っておくと、肌に触れる繊維製品の安全性が、第三者の試験で確かめられているかを見分けられるようになります。
認証名
OEKO-TEX(エコテックス)
正式名:OEKO-TEX® Standard(代表的な認証はOEKO-TEX® STANDARD 100)
通称:エコテックス認証、エコテックス・スタンダード100
認証の概要
糸から最終製品までの繊維製品に、人の健康に害のある化学物質が含まれていないかを試験して証明する国際的な安全認証です。
認証の内容
欧州と日本の独立した繊維の検査研究機関が加盟する国際共同体が運営する認証制度で、本部はスイス・チューリヒにあります。代表的な「STANDARD 100」は、法律で規制されている物質に加えて、規制はないものの健康に害があるとされる物質まで、幅広く試験するのが特徴です。基準は科学的な知見にもとづいて毎年見直されます。 OEKO-TEXは複数の認証の総称で、製品の安全性を試験するものから、生産工場の環境・労働への配慮を審査するものまであります。認証の有効期間は1年で、毎年更新が必要です。
認証の対象
繊維製品(衣類、肌着、ベビー用品、寝具、タオル、ホームテキスタイルなど)と、その材料(糸、生地、ボタン・ファスナーなどの付属品)、革製品、繊維や革の加工に使う化学薬品、生産工場や企業です。
認証基準・チェックされること
認証機関による書類審査・分析試験・訪問監査を経て認証されます。STANDARD 100では、用途に応じて製品を4つのクラス(クラスI:3歳までの乳幼児用、クラスII:肌に直接触れるもの、クラスIII:肌に直接触れないもの、クラスIV:カーテンなどの装飾用素材)に分け、肌に近いものほど厳しい基準を当てはめます。主な認証ごとの基準は次の通りです。
- STANDARD 100(繊維製品):製品のすべての構成部分(糸・生地・付属品など)が、有害物質の試験基準を満たしていること
- ORGANIC COTTON(オーガニックコットン製品):畑から製品まで追跡でき、遺伝子組み換え作物や農薬などの有害物質の試験を満たしていること
- LEATHER STANDARD(革製品):革製品とその材料が、有害物質の試験基準を満たしていること
- MADE IN GREEN(繊維・革製品):上記いずれかの製品認証に加えて、環境と労働に配慮した認証工場(STeP認証)で生産されていること
- ECO PASSPORT(化学薬品):繊維・革の加工に使う染料や薬剤が、有害物質の基準を満たしていること
- STeP(生産工場):化学物質の管理、環境への配慮、労働環境、品質管理などの基準を満たしていること
運営団体・発行元
OEKO-TEX®(エコテックス国際共同体、本部はスイス・チューリヒ)。日本では、加盟機関である一般財団法人ニッセンケン品質評価センターが審査・認証を行っています。
対象地域
国際的な認証で、世界各地の繊維・革のサプライチェーンで使われています。
似た表示との違い
- 「肌にやさしい」「低刺激」「無添加」:基準や第三者の試験の裏付けがない表現も多く、何が含まれていないのかは分かりません。OEKO-TEXは具体的な物質の試験基準をクリアしたことを示します。
- GOTS・OCS:原料がオーガニックであることを証明する認証です。OEKO-TEXの「STANDARD 100」は原料がオーガニックかどうかは問わず、できあがった製品の安全性を試験します。
- 日本の法律による規制:乳幼児用の繊維製品のホルムアルデヒドなどは、法律(有害物質を含有する家庭用品の規制に関する法律)で規制されています。OEKO-TEXはこうした法規制より広い範囲の物質を試験します。
- 「STANDARD 100」と「MADE IN GREEN」:STANDARD 100は製品の安全性だけを示します。どんな工場で、どんな環境・労働条件でつくられたかまで示すのはMADE IN GREENです。
補足・知っておきたいこと
OEKO-TEXのラベルには認証番号が入っていて、公式サイトのラベルチェックで有効な認証かどうかを確認できます。MADE IN GREENのラベルには製品ごとのIDやQRコードが付いていて、生産された工場まで追跡できます。

