Hasi-Watasiでは、掲載しているブランドがACO(Australian Certified Organic)の認証を取得しているかどうかを記載しています。オーストラリア生まれのオーガニック食品やコスメを手に取ったとき、「ACO」の表示を見かけたことはありませんか。ACOを知っておくと、その「オーガニック」が第三者の検査を受けたものなのか、どれくらいの割合なのかを読み取れるようになります。
認証名
ACO(エーシーオー)
正式名:Australian Certified Organic(オーストラリア認定オーガニック)
通称:ACO認証、Budマーク
認証の概要
オーストラリアで最も広く使われているオーガニック認証で、食品・化粧品・繊維などが、同国の民間の有機基準を満たしていることを証明します。
認証の内容
基準となるのは「Australian Certified Organic Standard(ACOS)」という民間の有機基準です。オーストラリア政府の有機の国家基準に沿ったうえで、より細かな規定を加えた内容になっています。 基準をつくる団体と、審査をする機関が分かれているのが特徴です。基準とマークを持っているのは業界団体のAustralian Organic Limitedで、2018年に認証部門を分離して以降、自らは認証を行っていません。実際の審査は、同団体からライセンスを受けた認証機関(ACO Certification Ltdなど)が行います。 マークは2,000を超える事業者、3万2,000を超える製品で使われています。
認証の対象
農産物・加工食品・飲料などの食品/化粧品/繊維製品。農家、加工業者、ブランドなど、生産から製品になるまでにかかわる事業者が認証を受けます。
認証基準・チェックされること
化学合成の農薬・肥料や遺伝子組換え技術に頼らない有機の生産であること、そして畑から製品になるまでの各段階が検査を受けることが共通の前提です。認証を受けた事業者には毎年の監査が行われ、ラベルも事前に認証機関の承認を受けます。分野ごとの代表的な基準は次の通りです。
- 食品:水と塩を除いた原料の95%以上が認証オーガニックであること(マークの使用条件)
- 化粧品:認証オーガニック原料が95%以上であること(マークの使用条件。70〜95%の場合は「認証オーガニック原料使用」の表示と認証番号にとどまること)
- 繊維製品:認証を受けたオーガニックの天然繊維が70%以上(付属品を除く重量比)であること
- 転換期の製品:有機への転換中であることを、通常のオーガニック表示と区別できる専用のマークと表記で示していること
運営団体・発行元
基準とマークの所有:Australian Organic Limited(オーストラリアの有機業界団体)。
審査:同団体からライセンスを受けた認証機関(オーストラリア最大の認証機関ACO Certification Ltd、AUS-QUALなど)。
対象地域
オーストラリアの基準ですが、認証機関は日本を含むアジア・太平洋地域の事業者も認証しています。認証製品は日本にも輸入されています。
似た表示との違い
- 「Made with certified organic ingredients」(認証オーガニック原料使用):認証オーガニック原料が70〜95%の製品の表示です。ACOのマークが付いた「Certified Organic」(95%以上)とは段階が違います。
- 「Contains organic ingredients」(オーガニック原料を含む):オーガニック原料が70%未満の製品は、認証をうたえず、原料名に「オーガニック」と書けるだけです。
- 「In Conversion」(転換期):有機農業へ切り替えている途中の畑でつくられたもので、正式なオーガニックとは区別されます。
- 「ACO COSMOS」:ACO Certification Ltdが、国際基準COSMOSで認証したコスメの表示です。ACO独自の基準とは別の基準で審査されています。
補足・知っておきたいこと
マークには種類があり、オーストラリアで100%栽培・加工・包装された製品と、輸入原料を含む製品とで使い分けられています。また、オーストラリア国内では「オーガニック」の表示に認証を義務づける法律がないとされており、マークの有無が確かな目印になります。
関連記事リンク
Australian Organic「Australian Certified Organic Standard」(基準の概要・英語)
https://austorganic.com/certification-and-standards/standards/acos/

