Hasi-Watasiでは、掲載しているブランド・スポットを運営する企業、またはその生産拠点がSedexに参加し、SMETA監査を受けているかどうかを記載しています。「エシカルな工場でつくっています」という言葉だけでは、その中身まではなかなか見えません。Sedex・SMETAを知ると、働く人の環境を第三者の目で確かめ、取引先と情報を共有しようとしているかどうかがわかるようになります。
認証名
Sedex・SMETA(セデックス・スメタ)
正式名:Supplier Ethical Data Exchange(サプライヤー倫理データ交換)/Sedex Members Ethical Trade Audit(Sedex会員倫理的取引監査)
通称:Sedex監査、SMETA監査、セデックス
認証の概要
サプライチェーンの労働・安全衛生・環境・企業倫理を第三者が監査し、その結果を取引先と共有できる世界的な仕組みです。
認証の内容
Sedexは、企業がサプライチェーンの倫理的な取り組みに関するデータを登録・共有するための会員制プラットフォームです。SMETAはSedexが定めた社会監査の手法で、Sedexが承認した独立系の監査会社が現地で監査を行います。1回の監査結果を複数の取引先と共有できるため、同じ工場が何度も別々の監査を受ける負担を減らせます。合否を出す認証ではなく、指摘事項と是正計画をもとに改善を続けるための仕組みです。
認証の対象
工場・農場・事業所などの生産拠点(業種・規模・国を問いません)。
認証基準・チェックされること
SMETAは、ILO条約にもとづくETI基本規範(ETI Base Code)と現地の法律のうち、働く人をより手厚く守る方を基準にして監査します。必須の「2ピラー監査」と、環境・企業倫理まで広げた「4ピラー監査」があります。最新版のSMETA 7(2024年9月開始)では、各分野の管理体制の強さも評価されます。
- 労働基準:強制労働・児童労働・差別がなく、法定賃金と適正な労働時間が守られていること
- 安全衛生:安全で衛生的な職場環境が確保されていること
- 環境(4ピラー):環境への影響を把握し、資源使用の目標と記録を持っていること
- 企業倫理(4ピラー):贈収賄・不正を防ぐ方針と通報の仕組みがあること
運営団体・発行元
Sedex(イギリス・ロンドンに本部を置く会員制の非営利団体。東京にも拠点があります)
対象地域
世界
似た表示との違い
- 「Sedex認証」「SMETA認証」:Sedex自身が、SMETAもSedex会員も”認証”ではなく合否も出さないと明言しています。「SMETA監査を受けている」と読むのが正確です。
- 「Sedex会員」:会員であることと、SMETA監査を受けていることは別です。会員登録だけでは監査済みとは限りません。
- amfori BSCI:同じく工場の労働環境を見る監査の仕組みですが、A〜Eの評価を出す点が異なります。
補足・知っておきたいこと
監査結果はSedexのプラットフォーム上で取引先に共有されるもので、一般の生活者が個別の結果を見ることは基本的にできません。

