Hasi-Watasiでは、掲載しているブランド・スポットがOCSの認証を取得しているか、あるいは、OCSの認証を取得している素材を使用しているかどうかを記載しています。「オーガニックコットン使用」と書かれた服やタオルを見て、実際にどれくらい入っているのか気になったことはありませんか?OCSを知っておくと、製品に含まれるオーガニック素材の割合と、それが畑から確かに届いたものかを読み取れるようになります。
認証名
OCS(オーシーエス)
正式名:Organic Content Standard
通称:OCS認証、オーガニック・コンテント・スタンダード
認証の概要
製品に含まれるオーガニック素材の割合と、その素材が畑から製品になるまで混ざらずに流通したことを証明する国際認証です。
認証の内容
アメリカの非営利団体Textile Exchangeが2007年に始めた認証制度です。有機認証を受けた畑で育った原料が、加工・流通の途中で通常の素材とすり替わったり混ざったりしていないかを、サプライチェーン全体で追跡します。 取引のたびに発行される取引証明書(トランザクション・サーティフィケート)で、原料から製品までの流れを確認できるようにしています。 OCSが確かめるのは「オーガニック素材がどれだけ、確かに入っているか」に絞られていて、加工工程の化学物質や、働く人の環境は審査の対象外です。
認証の対象
オーガニック素材を5%以上含む、食品・飼料以外の製品です。主に衣類・生地・寝具・ホームテキスタイルなどの繊維製品が対象で、原料の加工から、企業間取引の最終段階までの事業者が認証を受けます(生活者に販売する小売店は認証不要です)。
認証基準・チェックされること
原料の最初の加工から企業間取引の最終段階まで、製品の所有権をもつすべての事業者が、第三者の認証機関による審査を受けます。表示の種類と、各段階の基準は次の通りです。
- 「OCS 100」表示:認証を受けたオーガニック素材が95%以上であること
- 「OCS Blended」表示:認証を受けたオーガニック素材が5%以上で、通常の素材や化学繊維と混ぜていること
- 原料:IFOAM(国際有機農業運動連盟)が認める各国の有機基準で認証された畑の原料であること
- 流通:認証品とそれ以外を区別して管理し、取引ごとの証明書で追跡できること
運営団体・発行元
Textile Exchange(アメリカに本拠を置く国際非営利団体)。審査は、Textile Exchangeが認めた認証機関が行います。
対象地域
国際的な基準で、世界中の繊維のサプライチェーンで使われています。
似た表示との違い
- 「オーガニックコットン使用」「オーガニックコットン配合」:含有率の基準がない表現です。OCSは割合(5%以上/95%以上)と流通の追跡を第三者が確かめている点が違います。
- GOTS:オーガニック繊維の含有量に加えて、加工工程の化学物質の制限や、働く人の労働環境まで審査します。OCSは含有量と流通の追跡に絞った認証です。
- OEKO-TEX:製品に有害物質が残っていないかを検査する安全性の認証で、原料がオーガニックかどうかは問いません。
- 「綿100%」「コットン100%」:素材の表示で、オーガニックかどうかとは関係ありません。
補足・知っておきたいこと
「OCS Blended」はオーガニック素材が5%でも名乗れるため、割合まで確かめたいときは表示の種類を見るのがポイントです。なお、Textile Exchangeは複数の基準を新しい「Materials Matter Standard」に統合する移行を進めていて、OCSも段階的に組み込まれる予定です。
関連記事リンク
Textile Exchange「What is the Organic Content Standard (OCS)?」(基準の範囲・英語)
https://textileexchange.org/faq/what-is-the-organic-content-standard-ocs/

