Hasi-Watasiでは、掲載しているブランド・スポットを運営する企業が、ISO 9001の認証を取得しているかどうかを記載しています。
いつ買っても同じように満足できる、困ったときにきちんと対応してもらえる——そんな「安心して任せられる会社かどうか」は、なかなか目に見えません。ISO 9001を知ると、品質を”個人のがんばり”ではなく”会社の仕組み”として守っているかを確かめる手がかりが得られます。
認証名
ISO 9001(アイエスオー きゅうせんいち)
正式名:ISO 9001 Quality management systems — Requirements(品質マネジメントシステム-要求事項)
通称:QMS、品質ISO、ISO 9001認証、JIS Q 9001
認証の概要
お客さまの求めに応える製品・サービスを安定して提供し、改善し続けるための仕組み(品質マネジメントシステム)の国際規格です。
認証の内容
ISO 9001は、国際標準化機構(ISO)が定めた国際規格で、業種を問わず世界で最も広く使われているマネジメントシステム規格のひとつです。製品そのものの品質の高さを評価するのではなく、品質を安定させる手順や責任、記録、改善の仕組みが整い、実際に機能しているかを審査します。 規格に適合しているかどうかは、第三者の認証機関が審査して証明します。2026年9月に約11年ぶりの改訂版(ISO 9001:2026)が発行されました。
認証の対象
メーカー、小売、飲食、サービス業、自治体など、あらゆる業種・規模の組織が対象です。組織全体でも、特定の事業所や製品・サービスだけでも取得でき、その範囲(認証範囲)は登録証に記載されます。
認証基準・チェックされること
業種を問わず、主に次のような点がチェックされます。
- 経営層が品質方針を定め、責任をもって取り組んでいること
- お客さまや関係者の求め、守るべき法令などが把握されていること
- リスクと機会を踏まえて、品質目標と計画が立てられていること
- 製品・サービスをつくり、届けるまでの手順が定められ、記録されていること
- 不具合や苦情に対して、原因を調べて再発を防ぐ対応がとられていること
- お客さまの満足度や内部監査の結果をもとに、継続的に改善されていること
運営団体・発行元
規格の発行:国際標準化機構(ISO)。日本では日本産業規格「JIS Q 9001」として発行されています。
審査・認証:民間の認証機関が行います。日本では、公益財団法人日本適合性認定協会(JAB)などの認定機関が、認証機関の審査能力を確認しています。
対象地域
世界共通の国際規格で、世界中の組織が取得しています。
似た表示との違い
- 「高品質」「品質保証」:会社が自ら掲げる言葉で、第三者の審査を経たものとは限りません。ISO 9001は、品質を保つ仕組みが第三者に確認されていることを示します。
- 「ISO 9001準拠」:第三者の審査を受けた「認証取得」とは異なり、自社で規格を参考にしているだけの場合もあります。
- 「JISマーク」:製品が日本産業規格に適合していることを示す製品の認証です。ISO 9001は組織の仕組みへの認証で、対象が異なります。
- 「GMP」「ISO 22000」:特定の分野(医薬品・化粧品・食品など)の製造や安全に特化した基準です。ISO 9001は分野を問わない、品質管理の土台となる規格です。
補足・知っておきたいこと
ISO 9001は「品質を安定させる仕組み」の認証で、原料が環境に配慮されているか、働く人の人権が守られているかといった点は審査の対象ではありません。そうした取り組みは、ISO 14001や人権・労働系の認証とあわせて確かめるのがおすすめです。 2015年版で認証を受けている組織は、3年間の移行期間のうちに2026年版へ移行することになり、移行期限は2029年9月30日とされています。

