Hasi-Watasiでは、掲載しているブランド・スポットがヴィーガンJASの認証を取得しているかどうかを記載しています。 「ヴィーガン」「植物性」と書かれた食品は増えましたが、どこまで動物性のものを避けているのかは、原材料表示だけでは分かりにくいものです。ヴィーガンJASを知ると、国が定めた基準で確かめられた食品を、迷わず選べるようになります。
認証名
ヴィーガンJAS(ヴィーガンジャス)
正式名:ベジタリアン又はヴィーガンに適した加工食品の日本農林規格(JAS 0025)
通称:ベジタリアンJAS、ヴィーガン・ベジタリアンJAS、ベジJAS
認証の概要
ベジタリアンやヴィーガンに適した加工食品であることを、国が定めた規格にもとづいて証明する日本の認証です。
認証の内容
2022年に農林水産省が制定したJAS(日本農林規格)のひとつです。使ってはいけない原材料や、製造工程で動物性の原材料が混ざらないようにする管理方法、パッケージへの表示方法などを定めています。 登録認証機関の審査に合格した事業者だけが、製品にJASマークと「ヴィーガン」「ベジタリアン」などの表示を付けられます。国内では、納豆メーカーの小杉食品が加工食品として初めて認証を取得しました。
認証の対象
加工食品(調味料・お菓子・豆腐・大豆ミート製品など)。化粧品や日用品、生鮮の農産物は対象外です。 なお、飲食店向けには別の規格「ベジタリアン又はヴィーガン料理を提供する飲食店等の管理方法(JAS 0026)」があります。
認証基準・チェックされること
動物由来の原材料や添加物を使わないこと、製造業者がその食品のための動物試験を行っていないこと、そして動物性の原材料と区分して保管し、製造ラインでの意図しない混入を防ぐことが共通の前提です。そのうえで、食べてよい動物由来のものの範囲によって、4つの区分に分かれています。
- ヴィーガン:肉・魚・卵・乳・はちみつなど、動物由来の原材料を一切使わないこと
- 卵及び乳製品を摂食するベジタリアン:動物由来の原材料のうち、卵・乳製品・はちみつ・羊毛脂(ラノリン)以外を使わないこと
- 卵を摂食するベジタリアン:動物由来の原材料のうち、卵・はちみつ・羊毛脂以外を使わないこと
- 乳製品を摂食するベジタリアン:動物由来の原材料のうち、乳製品・はちみつ・羊毛脂以外を使わないこと
運営団体・発行元
規格の制定:農林水産省。
審査・認証:農林水産大臣に登録された登録認証機関(日本ベジタリアン協会など)。
対象地域
日本
似た表示との違い
- 「ヴィーガン」「ベジタリアン」とだけ書かれた食品:こうした表示は、JAS認証がなくても使えます。JASマークがあるものは、国の規格にもとづいて第三者が審査したことを示します。
- 「プラントベース」「植物性」「植物由来」:主な原料が植物であることを表す言葉で、動物由来の原材料をまったく使っていないとは限りません。
- 有機JAS:農薬や化学肥料に頼らない生産方法を確かめる認証で、動物性の原材料を使っていないことを示すものではありません。
補足・知っておきたいこと
この規格は、原材料と製造方法を確かめるものです。健康への効果や、環境・フェアトレード・アニマルウェルフェアへの配慮を直接示すものではありません。
関連記事リンク
農林水産省「JASの対象となる品目(規格)は?」(ベジタリアン・ヴィーガンJASの概要図と規格本文へのリンク)

